
西尾和廣 水彩画展
ー穏やかな時間が流れてー
2024.10.2 (水) - 10.6 (日)
12:00-19:00 (最終日は17:00まで)

水彩画展開催にあたって
ギャラリーしろむじでの3回目の水彩画展となります。
過去2回、多くの方々に観ていただき、今回もまた機会をいただき開催することができたこと、大変嬉しくありがたいことと心より感謝いたします。
最近各地で悲惨な事件や、地震、台風、大雨等による自然災害が発生し大変な状況が続いており、被害にあわれた方や被災された方々の状況や気持ちを思うととても辛いですが、絵を描く間だけはその辛い気持ちから少し離れ、心を静めて穏やかな気持ちになりたいと思うこの頃です。
私は以前にもお話ししましたが、どこにでもある何気ない日常の風景を描いていますが、そういった情景を描くこと、描いた絵を観てその時その場所での穏やかな時間を思い出すことで、自分の心が和らいでいくことを感じています。
今回の水彩画展を観て頂いた方々が私のその気持ちを感じて頂き、絵の情景の中に少しでも気持ちが入って頂けたら至上の喜びです。
今回の水彩画展開催にあたって多大なご尽力を頂いた、ギャラリーしろむじの森山様には心から感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
西尾 和廣
西尾和廣さんには、2022年の開業初年度から毎秋個展を開催していただき、今年が早いもので3度目になりました。
毎年西尾さんの個展が近づくと、あれからもう1年か、という思いになる、節目の展示です。
絵は画家自身であり、その人柄を映すものだと思います。
西尾さんの絵には承認欲求のようなものが見えず、ただ自分が美しいと思う日常の風景を、観る人に味わってほしいと、観る人の気持ちが和らげばそれでいいと、いっているような気がします。
東京で個展が開けるだけで十分ですといってくださる優しいお人柄を見ると、在住地を離れた場所での個展がプレッシャーになっていないかと不安に感じながらも、絵と向き合って真摯に取り組んだ制作の成果を、皆様にお伝えしないではいられないと、今年も開催のお願いをしました。
西尾さんのお人柄が生み出す作品が、ギャラリーへ通ってくださるお客様、DMやSNSを観て足を運んでくださる方、通りがかりの方、多くの方の心にまで届くのを見届けると、開催できてよかったと毎年思います。
自分自身もつい目の前のことに夢中になって、立ち止まりたくても立ち止まり方が分からなくなっているときに、西尾さんの眼を通して景色を見ると、まさに今回の展示タイトルのとおり、時間の流れが変わるような気がします。
このように景色が見れていたのかなと、ずっとそこにあるものに、気がついていなかったのかもしれないと、一時走るのをやめて、時間の流れを感じてみようと思います。
ゆっくりと時間をとって干渉してくださった方も、同じ気持ちだったと思います。
個人的な思いとしては、走り続けている自分を少し休ませてくれる大切な時間が、1年でこの1週間であり、毎年この節目を迎えられることが、自分が前に進んだ確認作業のようになっています。
来年も西尾さんの展示を迎えられたらと思います。
夢中で水彩画に取り組む西尾さんと、次の西尾さんの個展までは息もつかずに走り続けるギャラリーしろむじと、どちらが情熱を灯し続けられるかの根気比べになりそうです。
しろむじは西尾さんの展示なしには、どこかで息が上がってしまいそうです。
どうぞ休憩の時間をくださいますよう、来年もしろむじに戻ってきていただけることを、心より願います。
あとがきに代えて
ギャラリーしろむじ
